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カシオワールドオープンゴルフトーナメント 2011

石川のほかにも、逆転賞金王の可能性がある選手は

今季残り2試合で現在、賞金ランク1位に立つ裵相文(ベサンムン)を抜いて、逆転の賞金王の可能性を残しているのは、同2位の石川遼のほかにも5人いる。

今週のカシオワールドオープンと、次週のツアー最終戦・ゴルフ日本シリーズJTカップの優勝賞金はどちらも4000万円。

よって裵(ベ) との賞金差が7133万7370円の、ランク7位の久保谷健一までチャンスがある。

そしていずれにしても、残り2戦の連勝がその条件。それに関して反応は悲喜こもごもだ。
まず、久保谷は一笑に付した。
「心配しなくても大丈夫ですよ。あり得ないから」と、はなから全否定のココロは、普段から訴えているショットの不振がいま、ここに来て「今世紀最大の山場を迎えているから」。

ボヤキながらも、10月のキヤノンオープンで9年ぶりのツアー通算5勝目を挙げたが、「それですべて使い果たしましたから僕はない。心配しなくても大丈夫。僕は予選を通るかどうかだから」と、妙な(?)念押しを繰り返していた。

ランク5位の近藤共弘も、似たような反応だった。先週のダンロップフェニックスで力尽きた。「最終日に4位で出ながら結局15位。がっくり来た」と一気に脱力。「体調も良くないし、足の裏がまた痛くなってきて・・・」。近ごろはずっと調子の良かった持病の足底筋膜炎すら再発傾向では、なおさら残り2戦の連勝体勢にはなれそうにない。
「パットさえなんとかなれば、良い流れも掴めそうだし頑張りたいけど・・・うう〜ん、でもやっぱり厳しいね」と、微妙な心模様を明かした。

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