Tournament article
中日クラウンズ 2011
I・J・ジャンはしぶとく食らいついたが・・・
最終日は1パットパーが6回。激しい風雨の中で、「なかなか集中出来なかった」と、グリーンをショートしたり、バンカーに捕まったり。再三のピンチをしぶとくしのぎ、11番で一度は逆転に成功した。
中盤はジョーンズと頭2つ抜けだして接戦を繰り広げ、再び1打差ビハインドで迎えた17番で、7メートルのバーディトライ。
スコアボードが目に入ったのは、この「超スライスライン」を打つ直前だ。
「8アンダーに3、4人いて。ここで外したら絶対にダメだと思った」。
執念でねじ込んだ。再び追いつき、ジョーンズとのプレーオフに持ち込んだ。
「無心」で挑んだエキストラホール。だがついに、73ホール目に力尽きた。
右のラフからの第2打は、またしてもグリーンに届かなかった。奧につけたパーパットを沈めるので精一杯。抵抗もここまでだった。
ジョーンズに、バーディで逃げられた。
「本当に残念でした」。
6年ぶりのツアー通算2勝目を逃した悔しさは次週、母国韓国で開かれるトーナメントにぶつける。