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とおとうみ浜松オープン 2011

6位タイのデービッド・スメイルは「風よ、吹け!」

スタートの1番、思わず手が離れてしまうティショット。「せっかく風がないのになぜか最初のうちは調子が悪かった」と苦笑いのスメイル
2日目は7時40分のスタートに、当時は風はほとんど凪だった。前日初日は、午後から強い風の中、8アンダーをマークした選手がなぜか、今度は絶好のコンディションで2番から3連続ボギーを打った。

「どうしてなんでしょう?」と、本人もおどけて笑う。
「せっかく風がなかったのに、朝から調子が出なくて」。
2番で3パット。3番はバンカーに入れて寄せきれず、4番は第2打を池。

「すっかり気分が落ち込んでしまった」という。
「風がないなら、スコアが出て普通なのに」と笑う。

調子を取り戻したのは、やっぱり風が吹き始めてから。
7番で1メートルのバーディを奪って「少し気分が良くなった」。
そして14番から、完全に復調した。

強い風の中、5つのバーディで返り咲いてきた。
ニュージーランド出身の40歳は「故郷なら、もっと強い風が毎日吹く」。
それだけに、むしろ風の無い日は調子が狂う。
「集中力が、落ちるからかな」と、首をひねった。
右手を自分のほうに、招き寄せるしぐさで「COME ON,WINDY!!」。
週末も「風よ吹け!」と念じていた。

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