Tournament article
フジサンケイクラシック 2011
午後4時、昨年覇者がやってきた(初日)
午後4時。石川遼が会場の富士桜にやってきて、雨中の特打を励行した。
まさに貸し切り状態はいいが、石川がボールを打ち始めるやいなや、再び土砂降りの雨。
あまりの雨量に多少の苦笑いを浮かべつつ、それでもいっこうに練習をやめようとしない様子に、3連覇への強い意志がにじんでいた。
そしてこちらは先週のチャンピオン(=写真下)。早朝6時半に中止の一報を受けて、一度は早々にコースを後にした裵相文(べサンムン)だったが、「あまりにもやることがないし、下は晴れていたし」。
富士急ハイランド近くのホテルに泊まっているそうなのだが上空には晴れ間さえ覗き、天気が回復したと勇んでコースに戻ってきた。
ほぼ石川と時を同じくして富士桜にやってきたのだが、専属キャディの山根彰さんと「明日に備えて練習だ!」と、ロッカーから出るなり足が止まった。
バケツをひっくり返したような大雨に、しばらく軒下で様子を伺っていたのだが、「こりゃダメですね」。一度も球を打てないまま、諦めて再び宿に戻っていった。