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日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯 2011

石川遼は12位タイ

このプロ日本一決定戦は、4度目の挑戦にして初の決勝ラウンド進出も、週末の“遼チャージ”は不発に終わった。

最終日は、18番で4メートルのバーディパットがカップに届かない。「今週はずっとあんな感じで、タッチが合わなかった」と、最後もついにギャラリーの大歓声を浴びることなく、うなだれたまま終わった。

それでも、「今日の内容には納得」。マッスルバックに変えたアイアンショットは、以前より1番手小さなクラブで打ち上げの高速グリーンを捉えるなど、「全体的にも良くなってきたし、悪いところは見あたらない」と、手応えもあった。

「これを続けていけば、必ずいい成績が出てくると思う」。

もっとも、厳しい戦いの中でも、いつもの反省と課題は忘れなかった。
ラウンド中は打つたびに、そのときの距離やミスした内容を細かく書き取ったという。
「今後につなげるためです」と、前を見据えた。

来年、記念の80回大会は、栃木県の烏山城カントリークラブが舞台。ジュニア時代から慣れ親しんだゴルフ場は、「大好きなコースのひとつ」と本人も、日頃から公言するほど。
「思い入れのあるコースなので、来年は予選通過を目指すのではなく、優勝争いを狙っていきたい」。
1年後のリベンジを誓っていた。

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