Tournament article
きみさらずGL・GMAチャレンジトーナメント 2011
プレーオフの末、惜敗した森田徹、福永安伸
プレーオフの森田のバーディパットは、近藤とほぼ同じラインだった。実はプレーオフの前に、通常の18ホールのプレーで最終18番で同じようなところにつけていただけに、ラインはわかっていた。先に決められれば優位に立てる。が、「スライスに読んでしまい」、外してパー。直後に近藤にバーディパットを決められた。
勝負には負けたが、得るものもあった。森田は2009年にチャレンジトーナメントで優勝し、昨年はツアーにも出場したが、ほとんど予選落ちを喫し、低迷していた。「ツアーをやめよう」という冗談が出るほど落ち込んだ。それが今年、やっと「やればできる」と思えるようになってきた。「気持ちを入れなおして」もう一度ゴルフに取り組む自信が出てきた。彼の今後の活躍を期待したい。
初日3バーディ、ノーボギーで回った福永は、この日も8番まで3バーディ、ノーボギーと順調にスコアを伸ばしていた。「いい感じで」ゴルフが出来ていた。9番でこの試合で初のボギーを叩いたものの、その時点で通算5アンダー、首位と1打差につけていた。後半は1バーディ、2ボギーで、通算4アンダーでホールアウト。プレーオフへ。
だが、近藤にバーディを奪われ、「仕方なかった。自分はピンの手前につけてしまい」チャンスを作れなかったのだ。気持ちを切り替えて、また優勝を目指して次戦に挑む。