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ダイヤモンドカップゴルフ 2012
今野康晴が今季のシード資格を獲得
持病の椎間板ヘルニアと、首痛の併発で、中盤の8試合を棒に振ったのは昨シーズン。
怪我を試合中の公傷とみなす特別保障制度の適用を受けて、復帰したのは8月。
14試合に出場して、獲得賞金1177万5689円(ランク75位)は、シードのボーダーラインには、わずかに届かなかったが規定により今年はひとまず6月のミズノオープンまで出場が認められ、8試合の猶予を得て、開幕からまずはその埋め合わせに力を注いできた。
その“リミット”を待たずして、今大会は3位タイの好成績で、ひとまず条件をクリアした。
この日の後半は難易度を増した後半で、11番からの連続ボギーが悔しいが、前半は7番でのイーグルもあり、「なかなか上出来だったと思う」と、納得のラウンドだった。
これでシーズン終盤まで、ほぼ全試合に出場出来ることになり、ほっと胸をなで下ろした。
復帰したとはいっても完治とはまだまだ言えず、リハビリをかねて、「トレーナーと相談しながら出来ることをコツコツとやっていこう」と、今までの治療一辺倒から、ようやくトレーニングを開始出来たのは昨年末。
以前は「しびれで肩から先がないような感じで。朝も起きてから、10分経ってようやく動き出せるような感じだった」と、苦しい時期を振り返るにつけても、この日の結果は「嬉しいです」と、頬も緩んだ。
来月の8日には、ツアープレーヤーがリレー方式に各地の小学校を回る「ゴルフ伝導の旅」で、今野は秋田県の秋田市立下新城小学校を訪れることになっており、今回の結果は小学生に夢を語る授業で、よりいっそう説得力のあるお話が披露できそうだ。