Tournament article
ダイヤモンドカップゴルフ 2012
小平智(こだいらさとし)が「僕も頑張る」
レギュラーツアーの登竜門「チャレンジトーナメント」でプロを押しのけ、優勝を飾ったのはまだアマチュアだった一昨年の「鳩山カントリークラブ・GMAチャレンジトーナメント」だ。
そしてその年、ジュニア時代から仲良しの薗田峻輔がツアー初優勝を飾ったことも、追い風になった。
「負けてられない」。
親友に多大な影響を受けて日大を中退し、プロの世界に飛び込んだのは昨年。
初シードまであと一歩まで迫る活躍も、今季は再びファイナルQTランク18位の資格で、躍進をにらむが開幕戦は予選落ち。
さらに2戦目のつるやオープンは、初日に無念の棄権をした。
40度の発熱には無理をしてどうにか9ホールを消化したものの当然のことながら全くゴルフにならず、帰ってから丸3日間も寝込んだ。そのあとは出場権がなかったこともあり、親友の活躍は自宅のテレビで見た。
2週前の日本プロは薗田が優勝争い。
さらに先週はとおとうみ浜松オープンで、これまた優勝争いを繰り広げた藤本佳則も、同い年だ。
2週連続で22歳のV争いを見せつけられて、「僕も頑張る」と、気合いが入るのも当然のこと。
「あと2日。僕も若さを出してがんがんに攻めていきます」。
一歩先ゆく同級生の背中を追いかけていく。