昨年のキングが初めて誓ったのが、この大会だった。「賞金王を狙います」。高らかに宣言した裵相文（ベサンムン）が、８月の初Ｖに続いてさっそくツアー通算２勝目を達成したのも今大会。

最終日は７番からの３連続ボギーという試練から、見事に息を吹き返す12番のイーグルで、難攻不落の三好を制して一気に加速した。
すぐ翌月の日本オープンで勝って、賞金王の座についた裵（べ）が次に目指した舞台はアメリカ。ファイナルＱスクールから挑戦した米ツアーは今年、ルーキーイヤーの賞金シード獲りにも成功して、確実にキャリアを上げている。

ディフェンディングチャンピオンが不在の今年、三好で次の栄光をつかむのは誰か。
そろそろ賞金レースもにぎやかさを増してくれば、勝負の行方からいっそう目が離せない。

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