２週前のＡＮＡオープンで上昇のヒントを得た。師匠の芹澤信雄に「テイクバックでコックを早めに上げてみたら」と言われて感触が良くなった。

「おかげで調子の良い状態でここに来られたので、楽しみは楽しみ」。

コースの向かいの名古屋商科大学の出身で、ゴルフ部の練習コースがここ三好カントリー倶楽部だった。
そんな縁で、２００５年からコース　の所属プロとして毎年、期待を背負ってきた。

難攻不落と言われる舞台は「調子が悪い状態で来るとほんと、嫌だなという感じですが、今年は楽しみにして来た」と言う。

そうはいっても今年の三好は例年以上の難しさ。
場所によっては200ミリ近くにまで成長したラフは、「なおさらフェアウェイをキープしないとどうにもならない感じ。最近のツアーでは、久々といってもいい難しさなので。他の選手もかなり戸惑うと思う」。

それだからこそ、所属プロのアドバンテージを生かしたい。
「優勝争いに絡めればいい」。
悲願のツアー初Ｖを、今年こそ恩返しの１勝にしたい。

• 上井 邦浩