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ブリヂストンオープンゴルフトーナメント 2012

宮里優作が首位タイに

気合いの入り具合では、先週も今週も大して変わらない。先週の日本オープンは、地元沖縄で初めての開催に、「大会を盛り上げなければ」。そして今週は、大会主催のブリヂストンのホストプロ。

いずれにしても、プレッシャーがかかるという点では変わりない。
それでも強いて言えば、「先週が終わって、肩の荷が降りたというか、ひとまずホっとしたかな」。
地元での大一番は、それこそ週の初めから、息つく間もなく強風との戦いだった。
最終日の最終ホールで3パットのトリプルボギーで沈んだが、それでも最後の最後まで優勝争いを繰り広げて、その“後遺症”は、前日初日まで引きずった。
「先週は練習日も、プロアマ戦も、日々風の中で6日間とも戦って体が緊張してしまって、昨日はまだ背中に張りが残っていた」と、若干の振りづらさを感じたが、この日はそれもすっかり取れた。

確かに今週はホストプロとしての責任に、地元プロを代表して挑んだ先週と同様に、重圧はあるが「今週は、コースを知っているので」。袖ヶ浦は、熟知している。
「無理な小細工などしないで、思ったとおりに攻めていけばいい」との自信がある。

得意なコースでもある。
アマ時代は、2000年に5位。翌年に4位で、ベストアマを獲得。
そして、プロ入り後は2005年から、7年連続の出場でトップ10入り4回。

勝手知ったるコースは「今日、ドライバーを使ったのは5回くらい。袖ヶ浦は何がなんでもフェアウェイからというよりも、平らなところから打ったほうがピンを狙える」と、刻んだティショットの落としどころも明確に、この日ベストスコアの66をマークした。

2日目はぐっと冷え込み、午前中は強い風が吹いたが、「免疫はあったので」。先週は、ふるさとの風と格闘した経験を、得意コースでさっそく生かして2週連続の優勝争いに持ち込んだ。

誰よりも、初Vが待たれる選手の一人は「優勝争いを、数多くこなすことが優勝への近道。最後までそういう中にいられるように、明日も1日、自分のゴルフをしたい」と、話した。

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