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三井住友VISA太平洋マスターズ 2012
石川遼は2位タイにも「不満の残るラウンド」
そういう意味では「スコア的な不満はない」。
こだわるのはその内容で、たとえば3番。
「気持ちよく振っているのに、左に行く」。
林のほうに打ち込んだ2打目は、果敢に高い木の上を見据え、スプーンを振り抜いた。花道まで運んだピンまで20ヤードの3打目は、ピンそばにつけて一転、バーディを奪ったものの、合点がいかない。
明らかに、ミスショットなら説明もつく。
「でも16番とか、フェアウェイに行ったティショットのほうが飛んでなかったり。大曲りしているわけじゃないんだけれど、どこかが違う。ヘッドの軌道が微妙に違うのか・・・」。
左サイドに飛んで、そのままボギーにつなげてしまった9番なども、週末にむけて見過ごすことは出来ない。「スイングの微調整が必要です」。2年前の今大会以来のツアー通算10勝目にむけて、この日も上がるなり、早速練習場に向かった。