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カシオワールドオープンゴルフトーナメント 2012

昨年は2位! 宮里優作が今年もV争い

大会2日目は海からの風、午後からは冷たい雨。「昨日の夜も、けっこう降ったらしいです」。ウェットなコンディションに、「途中で攻め方を変えた」。ここ「Kochi黒潮カントリークラブ」は、グリーンは手前からが原則でも「スピンで戻ることを考えると、必ずしもそうではない所もある。今日の後半は奥から突っ込み気味に、ショットを入れていくようにした」。
15番でも奥から2メートルのチャンスを作って、16番の連続バーディへとつなげた。

グリーン上は今週になって、今年は9月から使っていたパターを「思い切ってイメージの出やすいタイプ」に入れ替えたのと同時に先週までとは、打ち方のイメージも変えた。

「ちょっと直線的にラインを取りすぎていて。カップまでの微妙なラインを描けなかった。打ち方がファジー(曖昧)過ぎたんです」。
今週は「順目と逆目の差が激しい」というクセの強い芝目に対応して「もっと細かくラインを読むようにしたのが良かった」と、今年も優勝争いに名前を連ねた。

今大会は、昨年も高山忠洋との激しい一騎打ちの末に2位。
17番のボギーで惜しくも敗れはしたが、コースとの相性の良さを、ますます強くした。「去年は悔しかったというよりも、良い経験をさせてもらったという感じ。今も悔しいことがあるとすれば今年は高山さんがいないこと」。
むしろ、大会直前に熱を出して欠場したディフェンディングチャンピオンに、リベンジを挑めなかったことを残念がったほど。

今年の予選2日目は、「日本の宝」(優作)と回った。石川遼と、藤本佳則とのラウンドに「自分も歳を取ったな、と」。3人で談笑しながら和気藹々のプレーも、20代の2人は「しゃべる内容が、やっぱり若いと」。
それに、スイング。
「2人とも体が凄く柔らかい。そういえば僕も昔はあれくらいねじれる感じで打っていたな、と」。懐かしく、うらやましく見ながらも「僕は長年の技術で、その分上手く乗せられるので」。
自信を持って、今年も大好きなここ高知で悲願のツアー初優勝を狙っていく。

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