Tournament article
日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills 2012
金度勲(キムドフン)がホールインワンを達成
「プロになって初めて」というホールインワンのあとも、4番で8メートルの長い距離が決まり、5番で1メートルを沈めて連続バーディを奪ったと思ったら、今度は8番で痛恨のトリプルボギーだ。
「ちょっと眠くなってしまって」と、笑う。
「なんか、ちょっと疲れてしまって」と、頭を掻いた。
開催コースの宍戸ヒルズカントリークラブはホールを進むごとにクラブハウスから遠ざかっていく。いわゆる「GOING OUT(ゴーイングアウト)、COMING IN(カミングイン)」のレイアウトになっていて、コースの形状に合わせて初日から、1番ホールからのワンウェイスタートで、トップは早朝6時半からティオフする。
4組目の金は、6時57分に出ていった。「すごく早起きしたのと、コースの難しさと。急に疲れてしまった」と、ふいの気の緩みから、8番はティショットで右にOBを打った。
その分、開幕2戦目のつるやオープンからバッグに入れたセンターシャフトのマレット型のパターが相変わらず威力を発揮して、あがり2ホールは17番でまたもや8メートルが決まり、18番では6メートルのバーディトライを沈めて8番の埋め合わせも完璧に、好スタートを切った。
昨年の覇者は、仲良しのJ・B・パク。
「このコースはグリーンも固いし、土日はもっと難しくなる。3アンダーか4アンダーくらいでしょう?」と、自ら予測した優勝スコアには、あっさりと初日に到達してしまって、照れ笑い。
「明日以降はこのまま我慢出来れば、僕もチャンスがあるかも」。
韓国勢の“連覇”も視野に入れた。