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関西オープンゴルフ選手権競技 2012

篠崎紀夫は酷暑のプレーに「明日も安全運転で」

すでに練習日から、連日の猛暑。灼熱の戦い。42歳にはことさら堪える。「もう若くないんでね」。今週はぬかりなく、雨傘に加えてもう1本、バッグに入れた。

ベテランが日傘を使うようになったのは、2009年の今大会からだ。「関西オープンがツアーに戻ってきた年です。宝塚(GC)でやったとき。あのときは、本当に暑くて」。
それまでは「重いし、持っていると疲れるし」と、日傘を敬遠する気持ちがあった。
しかしあまりの酷暑に耐えかねて、「差してみたら全然違う」。

体感気温が5度ほど下がる気がして快適にプレーが出来る。
「キャップは嫌いだし」。特にサンバイザー派の篠崎には思いのほか効果があった。

今週も、もちろん大切な小道具だ。
日傘をさして涼しげに、6つのバーディを奪った。
前半は15番で12メートルの長いバーディが決まる「ラッキー」もあり、特に大きなピンチもなく、ボギーなしの65で上がってきた。

2007年のANAオープンで悲願のツアー初優勝を飾りながら、ひどい背中痛を煩い昨年はシード落ち。
昨年のファイナルQTランクは4位からの出直しに、「早く当確ランプを灯したい」とシード復帰に向けて、奮闘中だ。
「最近は平均してドライバーがそこそこいいし、なぜだかパットも調子いいので」と、追い風に乗って「明日もがっつかずに安全運転でやれれば」。ベテランは毎日、着実にチャンスをつかんでいく。

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