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関西オープンゴルフ選手権競技 2012
矢野東は4位タイにも「たまたまっス」
「コーチは、ショットはだいぶ良いって言うんですけど」と、内藤雄士さんのせっかくの太鼓判も、どこか不服そう。本人はまだ試行錯誤の最中らしく「そんなに求めていてもダメなので。これから後半戦は、1日2アンダーくらいを目標にやろうと思っていた。だから今日はたまたま」と、思いがけない好スタートも冷静に受け止めている。
酷暑のラウンドには「暑すぎてボーっとしていて」。
午後組のスコアが伸びにくい原因のひとつとも言われるグリーンのスパイクマークも、「暑さのせいで、気にする余裕もなくやれたのがかえって良かったのかも」と口では朦朧(もうろう)と言いながらも、爽やかな風貌は相変わらず。
そんな褒め言葉にも口をとがらせ「全然ですよ。もう俺35(歳)ですよ。白髪も生えてきたし、川村とか小平とか。最近の若いヤツを見ると、肌がきれいだなあと思うし。自分の年を感じる」。
まだ20歳前後の若者たちに、うらやましげな視線を送るが本人だってデビュー当時は「イケメン」と騒がれた。そんな矢野にも大人の渋みが出て来て、若者にはない魅力も出て来る頃。
ゴルフだって円熟期のまっただ中だ。
2008年には片山晋呉と賞金王も争った。そろそろここらで二度目の全盛期といきたい。