Tournament article

長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント 2012

諸藤将次も「今年こそ」

諸藤こそ、そろそろだ。今大会主催のセガサミーホールディングスと、所属契約を結んだのは、デビューして2年目の2007年。あれから5年が立つが、諸藤もまだ、ここザ・ノースカントリーゴルフクラブで、予選通過を果たしたことがない。

「毎年、最終日は社長と一緒に、18番でみなさんのプレーを見ているばかりで」。
不甲斐ない思いが続いている。
「今年こそ、最終日はアウトコースから出て、18番ホールから上がってくる自分の姿を、社長に見てもらいたい」。
そして今年こそ、それが実現できる気がしている。

昨年は、フジサンケイクラシックで悲願のツアー初優勝を達成した。
ジュニア時代から、大器と言われ続けた才能を、ようやく開花させた。

壁をひとつ破ったら、たちまち自信が出てきた。
「コースとの相性は悪くない。ただ毎年、ホストプレーヤーとして、予選だけはと窮屈だった」。
今年はツアーチャンピオンとして、堂々ともっと上を見てプレーが出来そうだ。

昨年は、吉報を聞くなりすぐに、電話を下さった里見会長。
「本当に喜んで下さって・・・」。
恩人は、何度喜ばせても足りない。
「この大会でこそ」という思いが募る。

先週のオープンウィークは、そのための準備も万端に整えてきた。
シーズン開幕から体重は4キロ減。
ややスタミナ切れも、ジュニア時代から世話になる大川達也トレーナーのしごきで再び2キロ増。
「現在64キロは、筋力的にも一番ベストな状態」。
気力も充実している。
「非常に集中してゴルフが出来そうな感じがあるので。そこをいかに上手くコントロールして、ぜひ週末にこそ最高のパフォーマンスをお見せしたい」。
今から飛ばし屋の腕も鳴る。

関連記事