Tournament article

〜全英への道〜ミズノオープン 2012

予選会から参戦の李丞鎬 (イスンホ)が2位タイに

たくましくなって戻ってきた。このミズノオープンは、大会の3週前に本戦の出場権をかけた予選会が行われた。6月4日の月曜日に、出場124人の狭き門をくぐり抜けて、7位の成績で滑り込んだ。

その日の67も含めて“3日連続”の60台が、確かな成長のあかしである。初日の大雨も、この日2日目は強い風も苦にせず上がってきた。

「いろんな国で、いろんな経験をしてきましたので」。

日本ツアーは2007年の初参戦で初シード入りを果たした。開催コースは違うが、同年の今大会では2位につけて、初のメジャー舞台も踏んだ。

その年、全英オープンの舞台はカーヌスティ。
「当時は、僕も20歳とまだ若く、海外ツアーでさえ初めてで。興奮して舞い上がり、力不足で打ちのめされた」と、懐かしそうに微笑む。

米ツアーのQスクールに挑戦したのも2007年。
しかし結果は思わしくなく、翌年から米二部ツアーのネーションワイドツアーなどを、転々としてきた。満を持して舞い戻った日本ツアーはしかし、昨年12月の予選会「ファイナルクォリファングトーナメント(QT)」は41位と思わしくなく、今季はこれが初参戦だが「日本はアジアや韓国ツアーと比べて格段にコースコンディションが素晴らしいので。良いゴルフさえ出来れば良いところまでいける自信もある」と数年のブランクも、力をつけて帰ってきた李には、何の障害にもならない。

2度目の全英オープンも当然、視野にある。「実力をつけた今なら、きっと良いプレーができると思うので」。早くもリンクスコースに思いを馳せた。

    関連記事