世界のアオキも２日がかりの第２ラウンド。台風も、大雨も、雷も、困難もすべて受け入れ、前日２日目は、あまりの悪天候にサスペンデッドになっても、３日目の再スタートも、ひょうひょうとしたラウンドで、福岡のゴルフファンを喜ばせた渾身の３日間だった。

ひと仕事終えて上がってきたら、嬉しいサプライズが待っていた。
大会のスタッフに、「ちょっと打ち合わせがあります」と、よく分からない口実をつけて、連れて来られた大会本部。足を踏み入れるなり、わき起こった拍手。

「お誕生日、おめでとうございます！！」と、待ち構えた大勢のスタッフに祝福を受けて、思わず相好も崩れる。
この日31日は、青木功の71歳の誕生日。記念日に、最年長の予選通過とはいかなかったが、このまま残って、最終日はテレビの中継ブースに座る。
１９７３年は、第１回大会の初代チャンピオンが今度はテレビ解説としてここ芥屋を盛り上げる。

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• 青木 功