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Indonesia PGA Championship 2013

横尾要が単独首位に!

インドネシアは3日目にして、リーダーボードの一番上に居座ったのは、日本のベテラン。横尾が「今日は100点に近いくらいに良いゴルフが出来た」。最後の18番も不運の中から、バーディを奪った。打ち下ろしのバー4は、強い風の中であえてスプーンを握って低い球でフェアウェイをとらえた。

「・・・でも行ってみたら、ディボットの中」。しかも完全に土が剥き出しだ。
前日までなら動かせた。予選2日間はウェットなコンディションに、フェアウェイ上ならボールを動かしてもいいプリファードライが適用された。「昨日までならと思ったけれど」。

思えば11番も、同じような状況に「ついてない」。それでも、「オジサンは頑張っている」と本人も苦笑するとおりに今年40歳は、その分だけ年の功。

18番の2打目も、残り151ヤードから、7番アイアンで「上手く打てた」。2メートルのチャンスにつけた。「これを入れたら、最終組って分かってた」。

ボギーなしの67でまとめた。
大混戦の3日目にして単独首位に躍り出て、「最高ですね。良い記念になります」。

前回のタイに引き続いて、ここインドネシアに来るのも本音を言えば、おっくうだった。
何より経費のことが、気にかかった。
「飛行機代に、ホテル代。なんやかんやで、50万円?」。
タイではハウスキャディを使ったが、今回は日本から帯同キャディを連れてきたので、それ以上になるかもしれない。
「正直、来るのが嫌だった」。

だから、願ってもない首位獲りも、前向きになれない事情がある。
「だって、前の優勝から僕、何年離れてるんスか」。
はい、6年です。
「ここまで良いプレーができただけで十分」と、欲もないから気合いもない。
「リキみもない」。
思いがけない優勝争い。
「そりゃ勝ちたいけれど。でも自分が勝てるとは、思っていない。みんな強いからね。僕は20位内に入れば十分ですよ」と、経費の赤字を免れるだけで十分と、横尾は言ってきかないのだが。


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