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日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯 2013
河野祐輝(こうのゆうき)も「良い誕生日にしたい」【インタビュー動画】
スタート前の練習は、それを見越して特に、アプローチに時間を割いていた。「バンカーから打ったり、転がしてみたり」。それが、見事にハマッた。
2番も、7番も12番も、「今日取ったバーディは、すべてチップインでした」と、胸を張った。
2番は外から10ヤードを決めた。7番は、ピッチングウェッジで14ヤードがカップイン。12番は、右手前からサンドウェッジで、12ヤードが入って「今日は、ほとんどアプローチしかしてない気分」と、苦笑した。
それでも、14番のパー5では225ヤードの第2目を5番アイアンで手前2メートルに乗せて、鮮やかなイーグルも奪った。
「17番だけは、がっついた」と、先の中日クラウンズでプロキャディの佐藤賢和さんに教わったという「硬いグリーンはピンを狙わず手前から」というマネジメントの掟を破り、リーダ−ボードを見て「もうひとつ」と、いつもの攻め癖を出したとたんにボギーを打ったのは痛いが「それもそこだけ」。
4打差はつけられたが、単独2位で追いかけていける。
自身初の最終日最終組に、相まみえるのは同郷の後輩。やはり愛媛県の松山市出身。3つ下の松山とは、「ジュニアの試合とかでもよく顔は合わせていた」。デビューするまで親しく話したことはなかったが、今季開幕戦では同郷のよしみから「一緒に練習ラウンドを回ろう」。
2戦目のつるやオープンでさっそく実現したが、注目の大型ルーキーは月曜日から大勢の報道陣に囲まれて河野はびっくり。「めっちゃ人おる! びびってしまった」。そしてその週に松山はプロ初優勝を飾るのだ。
そんな破格の後輩と、直接対決のチャンスを得て「良い刺激を受けて頑張る」。昨年のチャレンジトーナメントで賞金ランク1位に輝いた“チャレンジの星”は、次週は月曜日の20日に25歳を控えて、「良い誕生日にしたいです」。発奮材料も満載だ。