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日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯 2013

池田勇太は「ぜひ爆発したい」【インタビュー動画】

1926年から始まった、この日本最古の大会は「自分のトーナメントだと思っている」。今大会で、ツアー初優勝を飾ったのは2009年。初タイトルをつかんだその翌年から特別協賛の日清食品と、所属契約を結んで4年目。
大会の顔として、2度目のプロ日本一を狙う。

ホストプロとして挑む今季メジャー戦は、まして今年の舞台は地元・千葉県の総武カントリークラブとあらば、「自ずと気合いが入る」と、池田。
そして、発奮材料はこれだけではない。
今季は、史上最年少の選手会長に就任した1月から、それこそ身を粉にして、ツアーのために奔走してきた。

誰よりも男子ツアーを盛り上げたくて頑張っているのに、肝心の“本業”ではいまひとつ、存在感をアピール出来ていない。

「今年は開幕から塚田さんが初優勝をあげ、2戦目のつるやオープンではジャンボさんが記録(史上初のエージシュート)を達成し、英樹がプロ初優勝を飾った。中日クラウンズでは松村さんが久しぶりに勝って、非常に盛り上がった」と、満足そうにこの国内3戦を振り返った選手会長だが「そこには自分の名前が出てこない」と珍しく視線を落として、「それは若干、寂しい」と、正直に明かした胸の内。

勝てば大会2勝目も、ホストプレーヤーとしての“初優勝”は、自分に課した使命でもある。
開催コースはうっそうとした木にセパレートされた難コースにも、腕が鳴る。
総武カントリークラブは通常営業の中でも特に、難しいホールだけを厳選して構成されているという今回のパー71も「プレーした感じでは回りやすい」と、先週のチャリティイベント「ザ・レジェンド・チャリティプロアマトーナメント」で“連覇”を飾った勢いもそのままに、「林といかに仲良くして、フェアウェイをキープ出来るか。小さいグリーンに向かって打って行けるか」。
開幕から3戦の、不甲斐ない自分を返上する舞台はここしかない。「ぜひ爆発したい」と、選手会長がぶち上げた。

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