Tournament article
JGTO Novil FINAL 2013
同級生の河村雅之と鈴木亨が揃って来年ツアー復帰
河村は「今週は手が動かなかった。10位ぐらいに入れば」大丈夫と思っていたが、結果は通算2オーバーの22位タイだった。それでも下位から追い上げられることもなく、来年のツアーへの道を自らの手で切り開いた。「まさか、また出られるとは思っていなかった。うれしい」と目に涙を浮かばせる。「もうツアーにいっても知っている顔があまりいない」と嘆くが、実は河村と鈴木は同級生。チャレンジでも一緒に練習ラウンドをこなしたり、食事を一緒にしたりと、行動を共にしてきた。その2人が一緒にツアーに出られるのも、お互いに励ましあってきたからであろう。河村はツアー3勝の実績を持つ。「みっちりトレーニングをして、練習して、若い子達についていけるようにしたい」と来年のツアー復帰に向けて語った。
一方の鈴木は「緊張しっぱなしで、疲れた。今日も11番でOBを2発打ち、8を叩いて」戦意喪失。「早く終わって」と思っていた。通算6オーバーの32位タイだったが、やはり河村同様に抜かれることはなく、来年のツアー前半戦の出場優先権をキープした。今年、ドラゴンカップでは最終日61をマークして逆転優勝するなど、爆発力がまだあるところを実証した。「まだツアーでやり残したことがある。日本タイトルも取っていない」とツアーでの忘れ物を獲りに行く。