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アールズエバーラスティングKBCオーガスタ 2014

チャレンジの星! K・T・ゴンが2位タイに

ここ福岡の、とりわけコースとの相性の良さは、実証済みである。昨年は、ここ芥屋で行われたチャレンジトーナメントの「LANDIC VanaH杯 KBCオーガスタ・チャレンジ」で優勝。さらに、やはり県内で行われた「ロイズコーポレーションカップin福岡雷山」で2勝目をあげてチャレンジの賞金ランク1位に。

今年1年間のシーズンチケットを手に入れて、満を持して本格参戦を果たした今季は、トップ10入りが4回あり、目下賞金ランク12位につけているチャレンジの星は「福岡に来ると、気持ちよく回れる環境がある気がします」というとおりに、初日からボギーなしの66で、好スタートを切った。

韓国からの留学生ながら、その実力と責任感の強さで、恩師からチームキャプテンの指名を受けたのは、東北福祉大4年のとき。

最初は、言葉も生活習慣も違う日本で戸惑いながらも猛勉強の末に完璧に日本語をマスターし、チームメイトとのコミュニケーションにつとめ、ゴルフでも2004年の日本学生を制するなどしっかりと結果を出す努力家に、阿部靖彦ゴルフ部監督が白羽の矢を立てたのだった。

卒業してすぐ、日本でプロ転向を果たしたものの、そのあとすぐに2年間の兵役についたこともあり、少し出遅れた感はあったが、大学のチームメイトや、かつては韓国のナショナルチームで戦った母国の仲間たちの活躍も、うらやんだりすることもなく「むしろ嬉しいし、励みになる」と腐ることもなく、地道に続けた努力がいま、まさに花開こうとしている。

「今年はここまで思い通りにいっていて、自分の目指すゴルフに向けて、順調に来ていると思う」。
この勢いで、初Vさえも思うままにしたいところだ。

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