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関西オープンゴルフ選手権競技 2014

こちらもアジア帰り! 塚田好宣が2位タイに

咳と鼻水にまみれながら、後半は怒濤のバーディラッシュだ。ここ六甲カントリー俱楽部は「アウトコースのほうが、回りやすい」と本人もにらんでいたとおり、3番からの3連続を含む5バーディで、好スタートを切った。

前日の水曜日は練習ラウンドのあとでひらめいて、きゅうきょパターをマレット型に替えた。「それがよく仕事をしてくれた」と、最後の9番もカラーから9ヤードのバーディトライをねじ込み、意気揚々と上がってきた。

この日はやはり、2位タイにつけた片岡とともに、先週はアジアンツアーのフィリピンオープンに出場。44歳は自らゴルフトラベラーを名乗る元気者だが、それでも近頃は遠征のたびに、体調を崩して帰ってくる。

「咳と鼻水が止まらなくて」と、グズグズ言わせながらも好スコアはしかし、本人には吉兆でもある。昨年、プロ20年目にしてツアー初優勝を飾った東建ホームメイトカップも、似たような症状の中で、栄冠をつかんだ。
「しかも、あのときもフィリピンから帰ったばかりで」と、ニヤリと「また同じことがあればいいな」と鼻声で笑った。

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