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つるやオープン 2014
国内3連勝を目指す、宮里優作【インタビュー動画】
この日は、いよいよその晴れ舞台。先週の覇者とのラウンドに胸を躍らせたのは、京都の長岡京市立長岡中学校2年生の大橋浩太朗くん。
「優作プロは、すごく飛ばすし、パットも決まる。本当にすごいです!」と、感心しきりでその18ホールを目に焼き付けて上がってきた。
また、6番ではその大橋くんが、ピンそばのバーディチャンス!
優作から「ポイントゲッターだね!」と、託されたパットは惜しくも外して「打つ前から気持ちが前に出てしまったね」と、労われてちょっぴり悔しげに笑ったが、充実感で一杯の1日。
実は大橋くん、本戦の出場権をかけた月曜日の「マンデートーナメント」にも挑戦したそうである。「でも前半はグリーンのタッチが合わなくて。3オーバーを打ってしまった」と、残念ながらツアー初出場とはならなかったが「絶対にまた挑戦したい!」。
ラウンド中には先週、15歳で女子ツアーを制した勝みなみさんの話題にもおよび、「大橋くんも、みなみちゃんみたいに頑張ってね」と周囲に口々に励まされて、力強く頷いていた。
大橋くんも存分に満喫したプロアマ戦も、爽やかな天候に恵まれて無事終了。いよいよ翌24日から、本戦が始まる。
優作は、一時帰国の石川遼とのラウンドに胸躍らせる。「楽しみですね」。
石川との直接対決は、過去11回。うち9度は石川のスコアを上回っていると関係者から伝え聞いた優作。「でも4日間終わったら、全部僕が負けてるでしょう?」とおどけた。
「遼ちゃんと回るといつもギャラリーになって見てしまうんですよ」と苦笑する様子にも、どこか余裕が漂う。
ここ山の原は打ち上げのホールが多くて「フェードヒッターには難しい」と本人としては、あまり得意コースではないそうだが、先週さっそく2勝を挙げたばかりの勢いが優作にはある。
「先週は本当に良い流れでプレーが出来たし続けて優勝争いしていくことはとても大事なこと。今週も上手くいくといいですよね」。一気に国内3連勝で、常勝ムードを築きたい。