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長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップ 2014

記念大会に、初のベストアマチュアが誕生!!

石川遼と、小田孔明による名勝負で大いに盛りあがって「本当に素晴らしい記念大会になりました」とは、大会主催のセガサミーグループの里見治・代表取締役会長だが、今年10回目を迎えた主催者を喜ばせた件が、もうひとつ。

この9年間、ずっと据え置かれていたベストアマチュア賞のトロフィーが、初めて表彰式でお披露目されたのだ。
つまり、これまでの9回大会で、決勝ラウンドに進んだアマチュアが誰一人としていなくて、特に若い選手の育成に力を入れてきた今大会ではそれがひそかな懸念事項だったのだが、今年初めて予選を通過したアマチュアが2人も!!

しかも、日本大学2年生の松原大輔さんも、大阪学院大2年の長谷川祥平さんも、2日目を通算1アンダーの15位タイで週末にコマを進めて、レベルの高い争いを繰り広げたのだ。

そして、最終日は松原さんに軍配があがった。もっとも、長谷川さんとは最初6打差もつけてコースに出ていった松原さんだったが、「今日はベストアマを意識してしまったのか、アグレッシブにならないといけないところも、守りに入ってしまった」と、先に通算4オーバーとスコアを2つ落として上がってきた松原さんは、長谷川さんがインスタートの終盤に4つのバーディで猛追していたことを知って、青ざめてしまった。
「僕がもっとしっかりとしていれば、怖がらなくても済んだのですが」と苦笑い。
辛くも2打差で逃げ切り、あのミスターも出席する表彰式で、石川遼と肩を並べたのは「大変光栄」だが、「もっと、最終日にスコアを伸ばせる技術力をつけないといけません」。

やはり、トップアマの松原由美さんは、4つ下の妹。今は寮生活で、ほとんど顔を合わせる間もないほど互いに多忙な日々を過ごしているが、「妹と、目指しているところは同じだと思うので」。
世界でも活躍できる選手になること。
これからも兄妹揃って、目標を見失わずに歩いて行く。

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