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中日クラウンズ 2014

近藤共弘はついに4日間とも・・・

2008年大会のチャンピオンで、昨年も地元和合で初日に単独首位。地の利は確実にあるはずだが、今年も最終日を最終組で迎えることが、本人には不思議で仕方ない。

「ショットの状態が悪い」という。「ティショットをフェアウェイに落とせていない」。手応えのない中での優勝争いは、この人によるところが大きいという。

初日から、ずっと同じ組で回っている石川遼だ。
14歳も下の後輩プロだが、「勉強させてもらっています」と、近藤は真摯に言う。石川がこの2年あまりの間に米ツアーで培ってきたもの。
「低いライナー系のボールとか。下が硬いアメリカでは有効なんだろうなあ、と。凄いレベルアップしているし、かなりパワーアップしている」。

それが、この日は強い風の中で、特に生きていると近藤は感じたという。
「自分は遼みたいにやれないけれど」と謙遜しきりで、「でも良いイメージはもらっている」と、その恩恵を受けているのは、プレーだけではない。
ファンの黄色い声援も。

この日は11,176人もの大ギャラリーが集まり和合にどこまでも続く人の波。石川の声援の中には、もちろん地元出身の近藤を応援する声も混じって、それも力に。「もらえるものは、なんでももらって頑張っています」。
若々しさは、22歳の石川にも負けないが、「今年はもう37歳」。

歴代覇者として、またご当地プロとして、55回の歴史がある今大会のタイトルの重みを誰よりも感じている。そろそろベテランの域にさしかかり、そろそろ大会2勝目でますますハクをつけたいところだ。

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