Tournament article
HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP in 霞ヶ浦 2014
ホストプロ! 宮里優作はヒロシの活躍に興奮、自身の32位タイには「残念」
恩返しの活躍を胸に誓って、ここ美浦に乗り込んで来たが「これまでの4,5試合で調子を上げてこられなくて。そのまま来てしまった」。
最終日にはどうにか立て直して、この日は4日間で一番の手応えもスコアには結びつかずに、「毎日、堪え忍んでちょっとずつ伸ばすゴルフになってしまって残念」と、苦笑いで顔をしかめた。
今週は、日程が重なった世界ゴルフ選手権「HSBCチャンピオンズ」で大学同期の岩田寛が最終日を前に、首位と1打差の単独2位につけた。
もちろん、優作も目が離せずに「昨日は18番でバーディを獲った映像を見たけれど。ヒロシ、照れすぎ」。
大歓声にも相変わらず派手に手を上げるでもなく、「はにかんで、笑ってるだけ。ヒロシらしいっちゃ、ヒロシらしいんですけど」。
酔うと、たちまち饒舌に、酒席を楽しませる親友は、しかし普段はじれったいくらいに口べたで「スピーチは、酒を吞ましておかなければダメ」と、自身のホールアウト後は、会場の中国でちょうど4番ホールあたりをプレー中の岩田の勇姿を思い浮かべて、そんなエピソードを披露しながら「今日も“岩田寛”の名前を少しでも、世界に広めるくらいの活躍をして欲しい」と健闘を願った優作。
「ヒロシに限らず、コースの違いや、その場の雰囲気や状況に応じて打てるかどうかというだけで、日本のトッププロは誰でも世界でやれる力を持っている。海外に行っても、誰でもやれるはずなんです」と力説。
もちろん、それは優作自身もまたしかりで、最終日も大健闘の末に、1打差の3位タイにつけたヒロシの頑張りに、ぜひ自分も続きたい。国内に限らず海外でも、そのうち優作の名前を世界中にとどろかせて、スポンサーを喜ばせたい。