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Indonesia PGA Championship 2014
連覇を狙う、崔虎星(チェホソン)
ワンアジアツアーとの共同開催による今大会は、まだ底冷えのする日もある日本とは一転、うだるような暑さと生活様式の違いなども相まって、きわめて過酷な条件に、特に日本勢は熾烈な戦い。しかも昨年の最終日はホールアウト間際に集中豪雨と雷で、競技が2時間以上も止まるハプニングもあった。
昨年は、その中で光ったベテラン勢の活躍。
日本ツアーのシード権を勝ち取った韓国の崔虎星(チェホソン)のほかに、堂々2位につけた横尾もまたしかり。当時40歳の横尾要は厳しい暑さの中の争いも、言葉の通じない環境も、ここまで来るのにかかった経費のことを考えても、「やっぱり来なければ良かったかも」と、後悔ばかりを並べ立てながらも、最後はちゃっかりと宿代も飛行機代も稼いで帰ってこられた。幸先のよいスタートが切れた。
そして、勝った崔(チェ)もまた40歳。韓国ツアーでは2勝の経験があったが、ワンアジアでも日本でも、これが初勝利で昨年1年間に加えて2年の出場権を獲得した。その年のファイナルQTはランク31位
で、日本への本格参戦を控えた直前の大金星だった。
開幕戦「東建ホームメイトカップ」(東建多度CC・三重、4月17日〜20日)を目前に、今年も新たなスター誕生となるか。または日本勢のリベンジはあるのか。