「先週のフジサンケイクラシックでは最終日に上がりで6つスコアを落として死ぬほど悔しかったんです。」そう話すのは、この日7アンダーで好スタートを決めた富村真治だ。スタートの1番から連続バーディを決めると12番まで6バーディ・ノーボギー。ここまでは上々のプレーをしたが、落とし穴があった。13番で最初のボギーを叩いてしまうと、14番でもボギー。連続ボギーとしたとき先週の悪夢が脳裏を過った。それでも、16番のバーディで盛り返すと、3連続バーディでホールアウト。「先週みたいに2連続でボギーを叩いて嫌だなぁと思ったんですけど、そこから3つ返せたことはすごく大きいと思います。スコア的にもですけど、何より精神的に大きいですね。」とトラウマに近い悪状況を打開したことに自らの成長を感じた。
今季はレギュラーツアーとチャレンジを掛け持ちし多忙を極めるが、「試合があるだけで嬉しいです。毎週のように試合があっても国内の移動ですし、ゴルフが大好きなので全く苦になりません。」と富村はこの状況を楽しんでいる。
「明日はいい位置でスタートできるので、もちろん優勝を意識して頑張ります!」悔しさをバネに成長した富村は、チャレンジ2勝目を狙う。