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東建ホームメイトカップ 2015

片岡大育(かたおかだいすけ)が自身初の最終日最終組に挑む

いよいよ最終日につながる大きな1打。最後の18番は、ティショットを右のバンカー。「あごが高くて、グリーンを狙うのは、厳しい」。左サイドのバンカーを狙った。
「そのつもりが、右に出してしまって」。ボールは警戒していた右の池方向に向かってひやり。
「ぎりぎり、止まってくれて、本当に良かった」。
3打目のアプローチを右奥4メートルにつけた。「これを入れたら、明日は初めての最終日最終組」と、集中力を振り絞ってパーを拾った。

アジアンツアーでは、アーニー・エルスとの最終日最終組の経験もあるが、日本ツアーでは、これが初。
「ずっと回ってみたかったので」。
この日はスタートこそ緊張したというが、今季専属契約を結んだベテランキャディの伊能恵子さんの、幼少期の昔話で大笑い。「おかげで気持ちがほぐれました」といよいよ最終日こそ、和気藹々でリラックス。大爆笑の二人三脚で、悲願のツアー初優勝を狙っていく。

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