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アジアパシフィック ダイヤモンドカップゴルフ 2015

東でも西でも?! 武藤俊憲が狙う、コース2勝目

ボギー打ってもすぐバーディなのか。バーディ取っても、またボギーなのか。どっちがどっちか。微妙な感じのこの日のゴルフ。同組のブレンダン・ジョーンズにも「今日の武藤はボギー、バーディ、ボギー、バーディ」と、からかわれて苦笑い。
BJの言うとおり、「今日は忙しいゴルフでした」。

大利根のセオリーがそのまま出た2日目となった。「曲げたところでボギーを打ち、フェアウェイに行ったところでバーディが取れました」。

右も左も打ち分ける武藤だが、どちらかというと、ドローヒッターに向いた西コースだからというわけでもないが、「どうもティショットが立ちにくい」。最後の18番では「どチーピンを打った」。2打目の距離は残ったが、「アイアンショットは、ピンに向かってる」と、140ヤードの3打目は9番アイアンで、ぴたりとバーディで締めた。
通算3アンダーは首位と2打差の3位タイで迎える決勝ラウンドは、西も東も制するチャンス。

2009年にツアー通算3勝目を飾ったレクサス選手権は、ここ大利根カントリークラブの東コースでの開催だった。今大会の西コースでも勝てば“完全制覇”は確かに、「上が伸びていないから、そんなに差も開いていない。そういう意味では僕にもチャンス」と、ちょっぴり強気に言いかけて、そこでとどめた。
「あんまり言うとね、僕の場合はロクなことない」。
まずは控えめに、今季2勝目を狙っていく。

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