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トップ杯東海クラシック 2015

選手会長にも悲願の三好

三好では、普段以上に短気は損気。分かっていても、腹が立つ。「1番から6番まではね」。序盤はチャンスホールでカップに嫌われ、一進一退。ついに来た7番パー5で2打目を左のバンカーにぶち込んで、「元気でねえよ、こんなショット打ってちゃあ・・・」と、ぼやきながら打った3打目。
白い砂を巻き上げ、ピンそばにつけた。OKバーディで、少しご機嫌がなおった。
「8番で、落ち着きました」と、230ヤードのパー3で5番アイアンを握り、2メートルにつけて連続バーディを奪った。
「あとはのんびり、じわっとやってきた」と、最終日を前にして首位タイに踊り出た。
「このコースは無理すると、ツボにはまる」と、自ずと悔しい記憶もよみがえる。
デビュー年の2008年から2年連続で、最終日最終組で出ながら、いずれも最終ホールで池に入れて敗れた記憶。2009年には、石川遼に負けた。

勝てそうで、勝てない三好。「ここで勝てれば、ありがたい」。選手会長が今度こそ、悲願達成となるか。「明日は短気にならないようにやるよ」。今度こそ、三好の18番で笑いたい。

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