Tournament article
三井住友VISA太平洋マスターズ 2015
この寒さの中でなぜ半袖!? タンヤゴーン・クロンパが単独2位
「僕も、寒かったです」とは、タイ出身のクロンパ。
本人も、レインウェアを脱ぎたくはなかった。しかし、17番でバーディパットを3パット。「レインウェアの袖が、ストロークで引っかかってしまったんです。それが残念で」と、最後の1ホールは意を決して脱いで正解だった。
18番は3メートルのバーディチャンス。今度はしっかりねじ込み、首位と1打差。常夏の選手が寒さに耐えた甲斐はあった。
バッバとの最終組も「楽しかった」。片山晋呉と一緒に、その飛距離に目を丸くして驚いたり、喜んだり。「バッバとも“日本は何度目?”とか、少し話も出来た」と、身長166センチの25歳も、世界のレフティに萎縮することはなかった。
「今日はパットが良くて、計画どおりにプレーが出来た」と、悪天候の中で及第点の71。「明日は、ぜひ優勝したいけど。あまり自分にプレッシャーをかけるとよくないので、いつもどおりに」。最終日もまた片山とバッバとの、優勝争いを楽しむ。