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三井住友VISA太平洋マスターズ 2015
病み上がりの武藤俊憲が、いざリベンジ!
「ドライバーは少し、不安定かな、というところもアイアンとパットで補うことが出来た」と15番のパー4では、54度のウェッジで振った99ヤードの2打目が入りかけ。
「あのへんが、日頃の行いが悪い部分」と、贅沢な悩みも「バーディは取れたわけだし、あまり贅沢言わないでおこうかな」。
体調面を考えれば確かに、あまり欲張らないほうがいいかもしれない。先週の「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP」は予選通過をしながら、3日目のスタート前に棄権した。「咽頭炎で、初日から39度の熱があった」と、ここ御殿場は特にこの日は午後からの冷え込みが、病み上がりの身体に堪えた。
「ドライバーを振りにいくと、まだフラフラする」と、その点でもこの日は、ひとつふたつの取りこぼしも「まだ、伸びしろがあるってことで」。週末に取っておく。
1打差の2位タイに終わった昨年のこの大会。「あの悔しさがあったから、今シーズンのこの成績がある」と、6月の「ISPSハンダグローバルカップ」でツアー通算6勝目を飾るなど上々の今シーズンも、「ここで勝てたら、すっきりと1年を終われる。いい形で最終日を迎えたい」。いざ、御殿場でリベンジだ!