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カシオワールドオープン 2015

今野、塚田、丸山といったベテラン勢がシード落ち

 今週のカシオワールドオープンは、シード権争いの選手たちにとっては事実上の最終戦となるが、決勝ラウンドに進むことができずに5人の選手のシード落ちが確定した。

 1打差で予選通過とならなかった上井邦裕は、今年度出場した22試合中予選通過はわずか6試合。不振にあえいだシーズンとなり7年連続で維持してきたシードを落とした。「今の気持ちを聞かれてもわかりません。来週のファイナルQTは頑張ります」。口数少なく会場を去った。
 また韓国の金亨泰(キムヒョンテ)は賞金ランク140位で昨年3年ぶりに獲得したシードをわずか1年で手放してしまった。

 2013年に42歳でツアー初勝利を挙げた塚田好宣だが、今季は思うような成績を残せずシード陥落となった。「今季は体を絞ったり、スイング改造したりしましたが、調整が間に合わず結果に繋げることができなかったです」と話すも、既に来週開催されるファイナルQTへ向け気持ちは切り替えている様子。
 
 2005年ゴルフ日本シリーズJTカップなどツアー7勝を誇る今野康晴は、「こんなに調子が悪いとは…」と答えた。「気持ち的には頑張ろうと思ってやっていても良くないショットがでると、あぁ…となってしまって…」。QTについて聞かれると、「最終的に行くとは思うけどシード落ちた直後だから…」と険しい表情だった。
 
 
 そして、「頭が真っ白になってきた…」と話すのは丸山大輔。「本当に苦しい1年でした。1度も優勝争いすることもなかったし、なんだかゴルフが楽しくないというか苦しいです。」と胸中を語った。ファイナルQTは6日間の戦いとなるのだが、「ぞっとしますね。状態は悪くはないが40代には厳しい」と不安な面持ちだった。

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