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長嶋茂雄INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント 2015

こちらもホストプロ! 諸藤将次は3年ぶりの大会出場

復帰後初のホスト試合には、なおさら感謝の気持ちを禁じ得ない。「ケガをしているときも、変わらずに応援してくださった。本当にここで頑張りたい思いが強い」。今大会主催のセガサミーホールディングスと、所属契約を結んだのは2007年。
しかし、その恩に報いることが出来ないまま、戦線離脱したのは2013年だ。

左手親指の“種子骨”と呼ばれる部分がつぶれて神経に触れ、激しい痛みにクラブが握れなくなった。手術をしないで済む治療法を、探し求めて丸2年。
ようやく巡り会えたのが、今年1月。大リーグの田中将大選手も受けているという、PRP治療法にかかって、劇的な回復がみられた。
本格復帰を決めて、帰ってきた飛ばし屋はいま、今季出場可能な17試合で、賞金シードを取り戻そうと奮闘中だ。しかし、今年は出場8試合にして、予選通過はまだ1試合という惨状に、実に3年ぶりの出場となるこのホスト試合で「なんとか良いきっかけを」。

意気込む諸藤には今週、もうひとつ大事なミッションがある。「なんとかこの試合で予選を通りたいんです」。というのも、初出場の2007年から、いまだ決勝ラウンドに進めた試しがないのは、ホスト試合ならではのプレッシャー。

「毎年応援していただいているのに、まだ期待に応えられていない」。ひそかな夢は、「日曜日に、18番ホールをあがってきて、ミスターとお会いすること」。たとえ予選通過は出来なくてもホストプロとして、週末もコースに残り、イベントへの参加などそのつとめを果たす中で、表彰式のプレゼンターとして、会場を訪れる名誉会長の長嶋茂雄氏とご対面したことは何度もあるが、これまではそれもすべて“予選落ちをした選手”という立場。
最終日は、必ず18番グリーン横のテントでプレーを観戦されるミスターに、今年こそ拍手喝采で迎えられたい。

今年は、頼もしい相棒と、揃ってミスターに勇姿を見せたい。今回、バッグを担いでくれる女子プロの井上希さんも、また同社所属のホステスプロ。「井上選手もまた、去年は良くなかったので。2人揃って良いきっかけになればいい」。それに予選2日間は、今大会初出場の今田竜二と同じ組で回れるというのもまた、諸藤には良いモチベーションだ。「米ツアーで優勝したときも、テレビで見ていた選手。一緒に回れることになって、嬉しくて、昨日はご挨拶に行きました。凄く楽しみ!」と、あこがれの人にも刺激を受けて、ますますやる気だ。

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