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長嶋茂雄INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント 2015

朴相賢(パクサンヒョン)は「スコアを見れば、効果が分かる」!?

J・B・パクのほかにも、昨年は予選落ちの今大会で、成長のあとを示した韓国勢がもう一人。同じパクでもこちらは、漢字表記の「朴」。スタート直前に腰の痛みを訴えて、棄権も考えたという状況がかえって「気楽な気持ちでやれた」と、ふたを開ければ好発進。

北海道の洋芝は、クリーンに打たなければ絡みつくという難点も、高麗芝よりソフトな感触が、歩行時の腰の負担を軽減したようだ。
無理をせず、「腰が痛い中でもいい感じで出来た」とこちらもボギーなしの67をマークした。

今季はシード元年。日本ツアーの本格参戦は31歳の昨年からと遅かったが、ファイナルQTランク4位の資格で得た出場権を糧に“ルーキーイヤー”での初シード入りを果たした逸材は、年間2勝を上げた昨年の韓国ツアーで、平均ストロークとパーオン率で堂々の1位。特にアイアンショットのキレは韓国勢の中でも随一で、日本でも初Vは時間の問題という勢い。

その実力に目をつけた母国の飲料メーカー「トンア製薬」とサポート契約を結んだ今季、自宅には同社の自販機があるといい、「家ではいつでも飲み放題」。滋養強壮飲料の効果のほどは、「今日のスコアを見ていただければわかりますよね?」とニッコリ。
自社製品のPRにも、何よりの好スタートを切った。

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