Tournament article

HONMA TOURWORLD CUP AT TROPHIA GOLF 2015

大変だ! グリーンフォークも刺さらない。星野英正がカチコチのグリーンに・・・

2006年までアコムインターナショナルが開催された。倉本昌弘が当時は世界記録の59を出した。10年ぶりにトーナメントが開催されることになったここ茨城県の石岡ゴルフ倶楽部はカチコチのグリーンに、久々にやってきたコースでベテランが悲鳴を上げた。

「17番でピッチマークを直そうとしたら、グリーンフォークが刺さらない。まるでコンクリートみたいだよ!」。
おまけに、当初の予報どおりに、夜明けとともに次第に風も強くなり、早朝から厳しい条件に「これだけグリーンが堅いと、計算がつかない」と、大いに悩みながらも4アンダーで回った。

最後の18番は右ラフから、グリーンの傾斜を使ってピンまで4メートルのチャンスにつけた。「今日はあまり長いパットがなかった」と首位タイにつけた。

年中、アレルギー症状を抱え、最近は左耳の調子がおかしい。「自分の声がわんわんと響いたような状態で、月曜日に医者に行ったら、原因は分からないけど内耳に異常がある、と。今はクソまずい薬を飲みながらやっている」。

不快感を抱えながらも好発進に、「難しいコースでこれだけのスコアで回れるんなら、ゴルフには関係ないってことなんじゃない?」と、それはそれでひと安心。「明日以降もこれだけ風が吹いたらこのポジションでも自信はないけど、これからメシ食って練習します」。好スコアに励まされて、ふらつく体を震い立たせた。

関連記事