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日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯 2015
倉本昌弘会長が初日を総括
シード1年目のK・T・ゴンが、いきなり63をマークする一方で、昨年覇者の手嶋多一が1アンダーの52位タイ、また池田勇太が1オーバーで出遅れるなど、トッププレーヤーたちが伸び悩んでいる現象について、「今日は、ピン位置の“大盤振る舞い”をしました」と、種明かしをした。
つまり、この日は全体的に、それほどシビアな位置にはカップを切らなかったというが、「たぶん倉本さんはかなり厳しいところに切ってくるんだろう、と想像していた選手たち・・・。でも、そうじゃないと分かって攻めた選手はいいスコアが出ているし、いやいや・・・、あの倉本さんのことだから、なんかあるんだろうと、警戒した選手はスコアが出せないまま終わってしまった」と、ツアー通産30勝の永久シード選手ならではの視線で、その心理を分析。
「また当初からお話していたとおり、7053ヤードと総距離がさほど長くない中で、刻むところは刻む、打つところは打つとメリハリをつけられた選手のスコアが出た」と、話す。
そのほかの要因としては、もちろん午後からの強い風。「そのために午前スタートと、午後の選手でスコアの差が出てしまうのはこれは仕方ない。このコースはアゲンストよりフォローのほうが、難しいですし明日は、これが逆転して午前組が挽回し、午後組がキープするという展開になるのではないか」と、倉本会長。
そして、会見ではこの日14日の大会初日の朝10時まで、インターネット上で投票を募っていた「“俺たちの16番”〜みんなで決めよう! メジャーのピン位置」の投票結果も発表された。
5250人余の投票数の中で、もっとも得票数を集めたのが「C」のピン位置で、倉本によると「選手たちに技術と勇気を要求するピン位置であり、リスクと報酬の両方がある。ほかのホールとの兼ね合いも考え抜かれており、みなさんゴルフをよく分かっていらっしゃる。たくさんの方がそれを理解して、選んでくださったというのが嬉しい」と、話した。
投票で決まったピン位置は、いよいよ大会3日目にお披露目される。投票してくださった方にはなおさら見逃せないパー3になりそうだ。
投票結果と各ピン位置の解説は、こちらから!