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ZOZO CHAMPIONSHIP

3大会連続3度目の大槻智春は「着実に成長」 / ZOZOチャンピオンシップ

日本勢&JGTOからの出場16選手は、ほぼ20代で占める中、ひときわ輝きを放つ3人だ。

日大同期で32歳の小平智(こだいら・さとし)大槻智春(おおつき・ともはる)が、41歳の岩田寛(いわた・ひろし)を挟みうち。


サトシ(左)とトモハル(右)で挟みうち。ヒロシさん(左)、まだ撮ってますよ!


“大好きなヒロシさん”を囲んだ11日火曜日の練習ラウンドは、ベテラン&中堅ならではの落ち着きを放ち、とても和やかで楽しそうだった。

9月の「ANAオープン」で石川遼とのプレーオフを2打目の劇的なカップインイーグルで決着して悲願の2勝目を飾り、初回の2019年から日本開催での3大会連続3度目の出場を確実なものとした。

大槻にとって、2人の存在はとりわけ大きい。


2018年の米1勝から毎年、出場権を確保して帰ってくる小平も、昨年大会では初日に首位発進(最終結果は18位タイ)した岩田も、「本当に凄い。尊敬しかない。特にヒロシさんは今でもたぶんアメリカに行こうと考えている。そのエネルギーが凄い」と、感嘆する。


「僕もいつかアメリカでやりたい」と考えている大槻にとって、2人の枯れない闘争心は何より身近なよいお手本。

そして、尊敬する2人と一緒に再び乗り込んだ日本開催の米ツアーは現在の自分を計るよい指針。


「毎年、毎年感じるのが、技術面でも精神面でも少しずつ、着実に自分にもやれることが増えているのかな」と、成長を実感できる。

見渡すメンツは米ツアーまんまでも、舞台がホームであることも、大きな励みだ。


昨年大会は、松山英樹が優勝した。

「確かにセッティングはPGAでも景色は日本だし、今週はJGTOで戦っている日本選手にも、チャンスはある」と、信じる。

連覇を狙う松山とはアマのナショナルチーム時代にラウンド経験があるが、プロ入り後は松山が早くから米ツアーで活躍していたこともあり、試合やプライベートを含めてまだ回ったことがない。


2つ年下だが、「一緒に回れば、得るものは必ずある。もう誰もが認める凄い選手」と最上級の敬意を表し、「試合でプロ初ラウンドできるのが、一番」と、目標の一人に据えた。


初日のペアリング

出場選手


<日本勢の出場選手>
松山英樹 (米8勝、ディフェンディングチャンピオン)
小平智  (米1勝、PGAツアー推薦選手)
比嘉一貴 (JGTO賞金1位、6月・BMW日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ優勝)
桂川有人 (JGTO賞金ランキング2位)
大槻智春 (同3位)
大西魁斗 (同4位)
河本 力 (同6位)
岩田 寛 (同7位)
今平周吾 (同8位)
岩﨑亜久竜(同9位)
星野陸也 (同10位)
堀川未来夢(JGTO推薦枠)
久常涼  (JGTO推薦枠)
片岡尚之 (JGTO推薦枠)
金谷拓実 (JGTO推薦枠)
中島啓太 (JGTO推薦枠)

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