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Novil Cup 2015
復活を期す矢野 東がノーボギーのゴルフで優勝を狙う位置に!!
前半で早くも5バーディノーボギーとスコアを伸ばし、後半に入った16番でもセカンド残り230ヤードを5番ウッドでピン横10mにつけ、そこから確実に2パットのバーディ。この日6つめのバーディでトータルスコアを9アンダーとした。
「2日間ノーボギーのゴルフには満足している。実は今シーズンはまだオーバーパー出してないんですよ。パープレーもないんじゃないかな。」というほどの好調ぶり。
3月に出場したオーストラレイジアツアー(PGA Tour of Australasia)のBMWニュージーランドオープンから今日まですべての試合でアンダーパーを維持していると言う。
「このオフにいろいろと取り組んでやって、特にそれまで自分のウィークポイントだったショートゲームを徹底的にやった。」という矢野。まさにその効果が今シーズンのゴルフに表れているようだ。
「まさにオフにやってきたことが上手く出来ている。ショットもパットも自分の中ではいい感じしか今はしていない。」 「これまではピンチになるとドキドキしたりもしていたけど、今はピンチもちゃんと拾えている自分がある。」と大きく自信を深める結果になっている。
このシーズンオフは契約しているアコーディアゴルフのゴルフ場に週3日通い、朝から夕方までずっとショートゲームばかりやっていたという。「それを日課にしていたら、いろいろヒラメキもあったりして。」自分のゴルフに対する考え方や自身のゴルフも変わったと話す矢野。「今は全体的にのびのびやろうとしているし、楽しんでゴルフが出来ている。このオフの取り組みが着実に功を奏している。」と満足感を表した。
自分のゴルフについても「確実に進化している。昔の良かった頃に比べてもあの時よりも自分の理想の形に近づいてきているのを感じる。」と話し、「今年はめちゃめちゃ攻めてますね。ティショットも合わせることせずにバンバン振っていっている。ここが大きく変わった。それで今はゴルフが楽しくラクになっている。今年は本当にゴルフするのが楽しい。」と、生まれ変わった新生・矢野東を実感しているようだった。
明日の最終日のゴルフを聞かれると、「パターがまだしっくりきていないところある。これがもう少ししっくりくれば、勝てると言えるんだけどね。」と控えめに話しながらも、「ゴルフ自体は相当しっかりしているし、今のゴルフに不安はない。いいパットが何発か決まればね。勝てる自信もある。明日優勝争いをしてあとはそれで勝てるかどうか。」と力強く話し、チャレンジトーナメント開幕での復活Vをかけていよいよ明日の最終日を迎える。