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東建ホームメイトカップ 2016
アマチュアの亀代順哉さんが6位タイ、飛距離で1位に!
今季国内開幕戦。アマチュアとして、今季初の決勝ラウンドに進んだアマチュアは、むっちり太モモがトレードマーク。もうすぐプロ入りを控えて、今伸び盛りの大学4年生だ。
亀代順哉さんは今、勢いめざましい大阪学院大の現キャプテン。
身長は167センチと小柄でも、体重は85キロ。どっしりと鍛え抜かれた下半身は、太モモ回りが65センチ以上もある。
ウェストとのギャップで、合うパンツがなかなかないのが最近の悩み事。
太モモに合わせれば、腰がゆるゆるだし、腰に合わせれば、太モモが入らない。
ゴルフウエアは仕方なく、ベルトで締めるが、普段はもっぱらジャージと、年頃のおしゃれが出来ないのは悔しいがその分、自慢はプロにもひけを取らないその飛距離である。
本人にも「この身長でも飛ばせるというのを見せたい」と、こだわりのドライビングディスタンスで、4日間平均301.25ヤードを記録して、昨季の「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP」に続く2度目の1位に!!
同組で回った川村昌弘も目を剥いた。「彼は日本でやるのはもったいない。アメリカのQTに、行けばいいのに!」。
川村が4番アイアンで打つところを亀代さんは軽々8番で打っていた。悔しいけれど、「飛距離も出るし、アプローチも上手いし、亀代くんがうらやましい!」。
プロさえ一目置くゴルフで、堂々6位タイに食い込んできた。
12位タイから出た2日目は、強風のコンディションに「パーを取りに行こうとして弱気なゴルフをしてしまった」と、予選通過際の52位タイまで落ちた。
再び風が吹き荒れた最終日は、今度こそ持ち味をフルに生かして攻めに攻めた。
クラブを握った両腕を、振りかぶって構える独特のアドレスも迫力満点。コーチの指導で2年前から始めたというルーティンは、「脇を締めて、上体を使ってしっかりと打てる。これで飛距離も20ヤードは伸びた」と、ちょっぴり得意げ。
アマチュアのツアーでのトップ10入りは、先輩の大堀裕次郎が2013年の関西オープンで9位につけて以来の快挙である。「大阪学院つながりでいけて嬉しいです」と、その点でも誇らしげだ。
今年は、来季の出場優先順位を決めるQTのファーストステージから挑戦するつもり。「今日の結果は自信になる。このまま気持ち切らさずに行こうと思う」と威勢よく、プロの世界の扉を叩く。