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アジアパシフィック ダイヤモンドカップゴルフ 2016

1打差の単独2位に! 小池一平が自身初の最終日最終組で狙う初V

ずっとパーで耐えて迎えた最後のパー5はこの日の鬱憤を一気に晴らす大チャンスだった。18番は残り236ヤードから、クリークで奥5メートルに乗せた。

イーグルパットは惜しくも外れたが、小池は表情を変えなかった。
14番では、ダボの可能性もあった長いパーパットをしのげた。
「ピン位置も、今日は厳しかったですしコースも難しいので」。
終盤のリーダーボードでやっと自分の位置を確認して、むしろ少し驚いた。「もっと離されているかと思った」と、思いがけず自分の名前が上位に残っていたことで、17番までじっとパーを重ねた自分のゴルフを評価することが出来た。
「今日は凄く良いプレーが出来た」と納得の3日目だ。
「今日みたいにボギーがなければ明日もいいところに行けるかな」と、自分に期待する余裕もある。

最終日は自身初の最終組で戦うことになり、同い年の親友の活躍が励みになる。
6月の「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」で、5年シードのメジャー戦を制したのは塚田陽亮(つかだようすけ)。いつも一緒に練習している選手の初Vは「刺激になったし嬉しかった」。
もちろん、後に続きたい気持ちで一杯だが「それだからといって意識はしない。やることは、今日と変わらずマイペースで」。
平常心を何よりの武器にする。

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