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ZOZO CHAMPIONSHIP

テレビ観戦したアグリの優勝「僕のほうが緊張したんじゃないか」松山英樹が若手にエール

2021年覇者が、今年も習志野に帰ってきた。
松山英樹は1年ぶりのホーム開催で、年下の成長に目を細めた。


昨年大会の練習ラウンドで初対面した岩﨑亜久竜(いわさき・あぐり)が先週の「日本オープン」で優勝。

「テレビで応援していましたけど、僕のほうが緊張したんじゃないか」と、笑顔で明かし、「去年一緒に練習ラウンドして、年末にも一緒に練習してきた。ヨーロッパツアーで苦労していたが、優勝して嬉しかった」と快挙を称え、きゅうきょ主催者推薦で出場リストに入った岩﨑を今年は松山からアダム・スコットとの練習ラウンドに誘い、親身に指導する場面も。



「フランスオープン」で、欧州・DPワールドツアーを初制覇した久常涼(ひさつね・りょう)の名前も挙げ、「優勝して、勢いのある状態でプレーできると思うので。上位に行けるように頑張って欲しい」と、火曜日の事前会見で、若手にエールを贈った。

自身は背筋痛で棄権をした8月のプレーオフ第2戦「BMW選手権」以来となる2か月ぶりの実戦。


「最初の1ヶ月はいろいろゆっくりして、1ヶ月たったころから少しずつ体を動かしてきた。いい状態でこられたんじゃないか。試合に入っていく中でペースを掴めれば」。

タイガー・ウッズが最多優勝タイ記録の82勝を飾った2019年に3打差の2位につけ、2021年に5打差の圧勝を飾ったコース。

「昨年も、優勝したときに比べてきついなと思っていたけど、ラフがさらに密集している印象で、フェアウェイを外すとタフな戦いになる。ティショットがカギになると思う」と、鍵を述べた。


この日火曜日は練習日としては、唯一、観客動員する日。
「昨日も回って、今日はギャラリーが入った中で練習ラウンドをして。こんなにシビアに感じて練習ラウンドをやっていたかなあ・・・と」。



今年も絶対エースの期待を全身で受け止めるが「それは多分試合に向けていいこと」。

この日、16番のパー3で行われたキャディさんによるパー3コンテストで、2発とも大チーピンを叩いた早藤キャディに大爆笑するなど、リラックスする姿も。



「久々の試合なので分からないですが、2年前みたいなプレーが出来れば良いなとは思っています。明日しっかり準備して、いい状態で1番のティーショットを打ちたい。全力でプレーしたいな、と思います」。

ホーム開催で、2年ぶりの2勝目を静かに見据えた。

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