2打目を右崖下に落とした18番でのナイスパーセーブに、ガッツポーズが出た。

石川遼が17位タイから出て、4バーディー3ボギーの「69」を記録した。

ZOZO CHAMPIONSHIP 2023 Golf Leaderboard - PGA TOUR

スタート時の首位と4差を守りきり、2日目を終えて通算3アンダーの8位タイに浮上した。

この日は最大瞬間16.5メートルの強風が吹いたが「風には助けられるものと思ってやっている。助けてもらってばっかりでした」と、むしろたわむれ味方につけた。

「忍耐が必要なコンディション。ベタピンにつくような状況ではない中で、コントロールしようとし過ぎると、逆に難しくなる。打つまでに、いかにいいマインドでインパクトを迎えるか」と、柔軟に対応。

「すごい難しくて長い1日でした」と、言葉の割には笑顔もさわやか。

プレー後に応じたPGAツアーの取材で「きょうのゴルフでハッピーだったことは？」と聞かれて「ハッピーというか、めちゃくちゃラッキー」と、きのう池ポチャのダブルボギーを叩いた最難関の4番パー4のバーディを挙げ、「225ヤードから10メートルに乗せてそれが入ったところ」と、嬉しそうだった。

この2日間は、キャメロン・チャンプと新鋭のアクシェイ・バティアに挟まれ、「自分がどうなっちゃうのかな、と思っていましたけど。自分のゴルフに徹することができた」と、飛ばし屋2人にも流されずに乗り切れた。

2013年から5季戦ったPGAツアーの舞台で、初制覇をにらめる好位置だ。

「あと半分もありますし、各選手もここからスコアを伸ばしていくと思うので、メンバーも変わってくると思いますが、その中でも自分のゴルフを貫くことができれば、チャンスはあると思います」と、土日の抱負を述べた。

• 石川 遼