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トップ杯東海クラシック 2016
片岡大育は味仙のかわりに、世界の山ちゃん!
必勝祈願で大好きな酒を断ち、名古屋に来れば必ず立ち寄る老舗台湾料理店の味仙(みせん)も、激辛唐辛子料理が翌日に響くからと、体調管理を理由に今年は最終日まで、ひとまずお預け。
前夜はそのかわりに、こちらもまた名古屋の名店で、戦略を立てることにした。
「世界の山ちゃん」は、名物手羽先が絶品だ。「昨日は10本食べた」と、ついビールが欲しくなるところもどうにか“ノンアル”でこらえて、専属キャディの伊能恵子さんとの意見も一致した。
今年は再三のV争いも、今一歩勝ちきれない原因は何か。
たとえば、2週前のANAオープンはせっかく首位タイで迎えた3日目の18番でダブルボギーを打った。
右ラフに入れた2打目はそこから木に当てるミスショットで、さらに右の林に打ち込むダブルボギーで、最終日を前にブレンダン・ジョーンズに2打差を許した。
「結果的に、あれでジョーンズを楽にさせてしまった」と、悔いている。「攻める時はもちろん攻めるがミスしたときにガツガツせず、いかに引いて考えられるか」。
昨年は関西オープンのツアー初優勝からさらにまた、経験を積んできていま感じていること。「ミスしたら無理をせず、4日間を通した戦略を考えること」。
暴飲暴食を控えて、体調はすこぶる良い。目標のツアー通算2勝目にむけて、心の準備も着々と整いつつある。