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トップ杯東海クラシック 2016

俺って持ってる?! 亀代順哉さんがラッキーバーディ

亀代さんが、プロばりのガッツポーズで魅せた。525ヤードの7番パー5で一度は、消えかけた。ダフった2打目が左の林へ。誰もがOBと、固唾を呑んだ。その瞬間、キンコンカンと、木を直撃。派手な音と一緒に左バンカーそばのラフに落ちてきた。

打てるところに出てきただけもラッキーだったが幸運は、これで終わりじゃなかった。せっかく命拾いをした3打目は寄せきれず、15メートルもの長い長いバーディトライ。

ど真ん中から勢いよく転がり込んだ。
太モモも太いが、腕も太い。屈強な右腕を振り上げた。ラッキーバーディに、全身で喜んだ。
同組で同い年のプロである香妻陣一朗に向かってニヤリと「俺って持ってる?!」。

最後の18番は、「いただけない」と深いラフを渡り歩いてダブルボギーを打ったのは痛かったが先週は、メキシコで行われた世界アマから戻ったばかりの時差ボケも、すっかり晴れた。
もうひとり、同組だった中島啓太さんは16歳のアマチュア。
「若いのに、超安定している。めちゃめちゃ上手い」と亀代さんも舌をまくほど、互いに若さ溢れるプレーで魅了した。
亀代さんは、通算6アンダーの14位タイからリーダーを睨む。
「僕はアマチュアなので。上だけを見て、しっかり良いものが得られるように、攻めてやれたら」と物怖じしない。

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