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マイナビABCチャンピオンシップ 2016
2週連続Vがかかる小平智
先週は、彼女は仕事で来られなかったが今週は、開幕前日の水曜日のプロアマ戦で、同じコースを回った。小平とは別の組だが、“プロ”としてお客さまをもてなした古閑美保さん。
昨年6月に交際宣言してから数えて日本オープンに続く先週の“2勝目”には「嬉しかった」と喜びながらも、私の恋人はまだまだ、もっと勝つという確信が、古閑さんにはあるようだ。
「付き合った頃から、彼女のほうが実績が上」という意識が小平には強かったようで、その対抗心を普段から古閑さんにも隠さないようだ。
「俺の方が背が高いってだけで喜ぶし、年齢だけは私には勝てないけど、なんでも俺が上って言いたい人なんで」と古賀さんの勝ち星(12勝)も、賞金女王に輝いた2008年の獲得賞金額(1億2085万4137円)も、いつか抜きたいと心を燃やす7つ下の恋人を、微笑ましく見ている。
「ピンしか見えないような人なんで。私に勝つのも時間の問題だと思うし、いけよって思います」と、今は現役を退いた古閑さんは完全バックアップの姿勢も、先週の祝宴はお預けだ。
先週の1勝で満足してもらっては、困るという思いが古閑さんにはある。「ここで疲れてもらってはダメなんで。お祝いは今年が終わってからちゃんと。まだ若いので、どんどん記録を抜いて欲しいという気持ちがある」。
この日のプロアマ戦が終われば「今日のうちに帰ります」と、夕方の彼の練習に付き合ったらすぐにもコースを離れ、古閑さんは翌日にはまた、別の仕事がある。
今週も、彼女の目の前での今季2勝目、とはいかないようだが「早くまた1勝したい」と小平も燃えている。